三朝温泉「ラドン」の効能

三朝温泉は、高濃度のラドン含有量を誇る世界屈指のラジウム泉質の湯として知られています。
ラドンはラジウムが崩壊してできる元素で、温泉が地下から湧出後、気化してラドンガスとして空気中に散ります。
呼吸によって体内に取り込まれたラドンが、肺から血液に溶け込み、全身の細胞に行きわたって刺激を与えるのです。
そうしたラドンの吸入が身体に働きかけるメカニズムや効能が、近年の研究によって明らかにされています。
ホルミシス効果
ラジウムが発する微量の放射線効果で全身の細胞が活性化することにより新陳代謝が向上し、私たちの身体そのものが
持つ免疫力や、抗酸化機能、自然治癒力が高まります。これを放射線の「ホルミシス効果」といいます。
抗酸化機能とは、老化や生活習慣病の原因と言われる活性化酸素を消去する働きのことで、体内から活性化酸素を
消去する抗酸化物質SODの働きが活性化するというものです。
それによって動脈硬化症の予防や糖尿病・消化器疾患・痛風・リウマチ・高血圧症への効果、美肌作用などが
期待できると云われています。
三朝温泉・白狼伝説

今から約830年前の平安後期、源義朝の家臣大久保左馬之祐という人がいました。
左馬之祐は平治の乱で滅んだ源氏の再興を祈願するため、山陰の霊場三徳山へ参詣にやってきました。
三徳山にお参りの途中、三朝の里で年老いた白い狼に出会った左馬之祐は、腕に自慢の一矢で射殺そうと思いましたが、白い狼は神仏の使いかもしれないと思い、逃がしてやりました。
その夜、白い狼の主である妙見大菩薩が夢枕に立ち、生き物を思いやる左馬之祐の心に胸をうたれたと言い、一本の楠の株根を掘ってみるがよいと告げました。
翌朝左馬之祐が、妙見大菩薩のお告げの場所に行き、株根のところを掘ってみたところ、透き通るように輝くお湯が、こんこんと湧き出てきたのです。左馬之祐からこのことを教えられた村人たちは、この場所を「株湯」と名づけました。この株湯は、公衆浴場として現在も親しまれています。